玄箱HGと玄箱ノーマルのDebian化
| ここでやること |
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■ 玄箱HG or 玄箱ノーマルのOSをDebian Etchに変更する |
このページでは玄箱HGとノーマル玄箱の両方のDebian化を紹介します
ノーマルとHGでの違いは使用するファイルくらいです。あと当然ながら処理速度もHGのほうが早いです。
※リモート接続にはWindowsのコマンドプロンプトを使用すればいいでしょう。
私の場合、Windows Vistaでインストールキットを使おうとしても何故か玄箱にアクセスできない状況が続いてしまい (多分ファイアウォール関係かと思うけど)、キットを使用しない方法で玄箱のDebian化をする方法にしました。
方法は「http://www.genbako.com/」を参考にさせていただきました。
以前公開していたセットアップページへのリンクはこちらです(玄人志向のセットアッププログラムを利用)
1.玄箱のEMモード化
EMモードとはHDDから起動させずに玄箱基板上にあるチップから起動させることで、HDD内のデータやプログラムに依存せずに
最小限の操作を行うモードです。玄箱をEMモードに落とす手っ取り早い方法はHDDの中身を消去してしまうことです。外付けHDD(USB)としてWindowsに接続 し、フォーマット(形式は何でもいいでしょう)すれば完了です。再度HDDを玄箱にセットして起動させれば 自動的にEMモードになってくれます。こちらを参照ください
玄箱にtelnetかssh接続できる状況ならそんな物騒なことをしなくても全て消去するコマンドを入力して再起動すればEMモードになってくれます。
コマンド:EMモード化
下記のコマンドを入力して再起動させればEMモードになります。すでにDebian化されてカーネルを変えている場合は少しコマンドが違います
↓カーネルが2.6以前の場合
# echo -n NGNG > /dev/fl3
# reboot
# reboot
↓カーネルが2.6以降の場合
# echo -n NGNG > /dev/mtdblock2
# reboot
# reboot
2.EMモード玄箱にアクセス
EMモードになった玄箱にはtelnetでアクセスしますが、IPアドレスが分からないとアクセスできません。
インストールキットを使うと「192.168.0.100」や「192.168.11.150」になるとは思いますがDHCPサーバを参照していれば
どのアドレスになっているか分かりません。そんなときは通常のインストールキットを起動させれば自動でIPアドレスを表示してくれますが、別の方法としては 他のLinuxサーバから「#nmap -sP 192.168.*.*」コマンドを使用してLAN内ネットワーク のスキャンをして探します。
EMモード玄箱を探す
方法1.製品についてきたインストールキットを起動させてIPアドレスを自動で探してもらう
方法2.EMモード玄箱のIPアドレスを調べる方法。他のlinuxからコマンド入力
# nmap -sP 192.168.*.*
玄箱ノーマルなら(Melco)、玄箱HGなら(Buffalo)とアドレスに付加されて表示されます
玄箱ノーマルなら(Melco)、玄箱HGなら(Buffalo)とアドレスに付加されて表示されます
コマンド:telnet接続
以降、玄箱のIPアドレスを192.168.0.100として説明します。ノーマルとHGではパスワードが違うので注意
# telnet 192.168.0.100
| ユーザ名 | パスワード | |
| 玄箱ノーマル | root | kuro |
| 玄箱HG | root | kuroadmin |
3.HDDのフォーマットとパーティション作成
玄箱にはフォーマットとパーティション作成のコマンドが予め用意されているのでそれを使用します。コマンド:フォーマット
# /sbin/mfdisk -e /dev/hda
コマンド:パーティション作成
# sh /sbin/mkfilesystem.sh
4.Debian化データを転送
「http://www.genbako.com/」のページにあるDebian化キットをあらかじめダウンロードしておく。玄箱ノーマルと玄箱HGではファイルが違いますので注意その後、WindowsならCドライブ直下においておくと後のコマンド入力が楽です。「例 C:\debian-sarge-2.6.17.3-kuroHG-20060702.tgz」
コマンド:データ転送
Windowsで新たにコマンドプロンプトを開く、もしくは他のLinuxから玄箱にFTP接続をコマンドから行います。ノーマルとHGではパスワードが違いますので注意
# ftp 192.168.0.100
| ユーザ名 | パスワード | |
| 玄箱ノーマル | root | kuro |
| 玄箱HG | root | kuroadmin |
その後、/mnt2/shareにディレクトリを移動します。
# cd /mnt2/share
FTPをバイナリモードにしてからファイルを転送します。そうしないとファイルが壊れる可能性があります。
# binary
PUTコマンドでファイルを玄箱に転送します。
玄箱ノーマルの場合
# put C:\debian-sarge-2.6.17.3-kuroBOX-20060702.tgz
玄箱HGの場合
# put C:\debian-sarge-2.6.17.3-kuroHG-20060702.tgz
# put C:\debian-sarge-2.6.17.3-kuroBOX-20060702.tgz
玄箱HGの場合
# put C:\debian-sarge-2.6.17.3-kuroHG-20060702.tgz
FTP接続を終了させます。
# bye
5.Debian化データを展開
先ほどそのままにしておいたtelnet接続(切断していれば再度telnet接続する)から解凍コマンドを打ってHDD内にDebian化データを展開させる。コマンド:ファイル展開<
ディレクトリ移動
# cd /mnt/
展開コマンド入力
玄箱ノーマルの場合
# tar -zxvf /mnt2/share/debian-sarge-2.6.17.3-kuroBOX-20060702.tgz
玄箱HGの場合
# tar -zxvf /mnt2/share/debian-sarge-2.6.17.3-kuroHG-20060702.tgz
# tar -zxvf /mnt2/share/debian-sarge-2.6.17.3-kuroBOX-20060702.tgz
玄箱HGの場合
# tar -zxvf /mnt2/share/debian-sarge-2.6.17.3-kuroHG-20060702.tgz
6.再起動、再telnet接続
これでDebian化は終了です。EMモードから抜けて再起動すればDebian化されていますので再度telnetで接続します。
コマンド:EMモードから抜ける
EMモードから抜けるコマンドを入力
# echo -n OKOK > /dev/fl3
再起動
# reboot
更に、この時点でログインユーザやパスワードも変わっていますので気をつけましょう。
コマンド:再telnet接続
# telnet 192.168.0.100
| ユーザ名 | tmp-kun |
| パスワード | tmp-kun |
このままでは操作が制限されているtmp-kunユーザとしてログインしているだけなのであらゆる権限を持つrootに切り替えましょう
# su root
| パスワード | root |
これでDebian化は終了しましたがバージョンが古い「Sarge」なので、新しい「Etch」にアップグレードさせておきます。
7.Debian Etch化
ファイル編集:/etc/apt/sources.list
sources.list内の文字を全て消して下記の内容に書き換える
「オモイノホカ日々徒然」
を参考にさせていただきました。
「vi」コマンドの使い方はこちらを参照してください最低限覚えておかなければいけない操作ですので習得しておきましょう。
#vi /etc/apt/sources.list
ファイル編集モードになって下記文と入れ替えます。
deb http://security.debian.org etch/updates main contrib non-free
deb http://ftp2.de.debian.org/pub/debian etch main contrib non-free
ファイル編集モードになって下記文と入れ替えます。
deb http://security.debian.org etch/updates main contrib non-free
deb http://ftp2.de.debian.org/pub/debian etch main contrib non-free
コマンド:アップグレード
# apt-get update
# apt-get upgrade
# apt-get dist-upgrade
# apt-get upgrade
# apt-get dist-upgrade
いろいろ聞かれるが、全てデフォルトでOK。ただし、eximの設定は「5」を選択する
結構時間がかかりますががんばりましょう
これで一通りのDebian化は終了です。カーネルのバージョンアップや再構築法は別の項目を参照してください。